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■ 大会情報第30回日本行動科学学会年次大会のご案内(大会長 島津明人(慶應義塾大学))日本行動科学学会の2022年度大会は,日本心理学会第86回大会(https://confit.atlas.jp/guide/event/jpa2022/top?lang=ja)において,公募シンポジウム(オンデマンド形式)として行います。 本シンポジウムでは,「これからの職場のメンタルヘルス:労働観の転換と朗働の実現」をテーマとしました。わが国では,雇用・労働環境の変化,価値観や働き方の多様化,デジタル化が進展し,社会や働き方が大きく変化しています。一方,一人ひとりの労働者も,コロナ禍で働き方の変化に直面する中,働く意義を再考し,よ り充実した働き方を実現するための方策を模索し始めています。つまり,現在は,社会全体が新しい労働観や働き方へと向かう転換期にあると言えます。 そこで,本シンポジウムでは,これからの職場のメンタルヘルスについて,特に労働観の転換と朗働の実現に注目して検討することにしました。 具体的には,(1)朗働/幸福の心理生物的メカニズム(中田光紀:国際医療福祉大学),(2)組織内の行動(稲水伸行:東京大学),(3)勤怠データを用いた働き方と休み方(佐藤香織: 明治大学),(4)情報技術を用いた行動の測定(荒川豊:九州大学),の4点を取り上げます。指定討論者としてハーバード白熱教室で著名な小林正弥先生(千葉大学,政治哲学)を迎え,「職業生活にお いてどのようにウェルビーイングを促進するか?」という課題に学際的な視点から臨みます。 「働くことの行動科学」を学際的視点から取り上げることで,この領域に関心を持っていただける方が一人でも増えることを期待しております。オンラインでの開催ではございますが,多くの皆様の ご参加をお待ち申し上げております。
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